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●ネジ方式メタルバンドの駒の付け外し

コマをネジで止めているネジ方式メタルバンドは比較的簡単にコマの付け外しができます。

注意することは、ネジにぴったりと合ったドライバーを使用するということです。

ネジによっては接着剤がついているものがあり、これは大変固く固定されています。
ネジに合わないドライバーを使うとネジに傷を付け、また、ドライバーの先を傷める危険がありますので気を付けてください。
先の傷んだドライバーを無理して使うと、力を入れた時にネジの溝を滑り、溝を削りとってしまいます。

こういう状態になるとネジは更に抜けなくなります。
また、細いネジは力を入れすぎるとネジの頭がとれて ”折れ込み” という状態になりますのでご注意下さい。

メタルバンドのご注意

<用意するもの>

@メタルバンドホルダー
なければ、しっかりとメタルバンドを指でささえてください。

Aドライバー

頻繁にドライバーを使う方は、先の交換ができるタイプのドライバーをおすすめします。
よいドライバーは高価ですが、使いやすく刃こぼれも少ない上に何年でも使用できます。


<ドライバーの先がネジにぴったりと合っているかを確かめよう>

メタルバンドのネジは、ネジ溝に合う限り、出来るだけ大きい径のドライバーをお使い下さい。
径の細い(先の細い)ドライバーを使いますと必ずネジ溝を傷めます。
ドライバーの先をネジ溝に当てたら、上から指で圧力を加えながら、ネジから外れないように注意して回転してください。

反時計まわりに回転させるとネジが抜けます。
回転させることよりもむしろ、ドライバーを滑らせないことに注意して下さい。

<固いネジの場合>

ネジが固くて抜けない場合は、もう一度ドライバーの先がぴったりと合っているか確認した上で、ドライバーを握って固定させ、バンドの方を回転させてみてください。
このとき、メタルバンドホルダーがあると大変役に立ちます。


<接着剤がついているネジ>

新品ロレックスのようにネジに接着剤がついているバンドは、ネジを外すとポロポロと接着剤の粉が落ちてくるときがあります。
この粉は布などできれいに拭いてください。
粉をつけたままネジを締めると、粉がネジの山に詰まってネジが締めにくくなることがあります。



<ネジに接着剤をつける場合>

ネジロック・ロックタイトといったネジ用接着剤がありますが、アロンタイトという接着剤が入手しやすいのでおすすめです。
ただ、ネジには不必要に接着剤を使用しない方がよいでしょう。
どうしても抜けて困るネジだけに使用しましょう。


以上がネジ式メタルバンドのコマの付け外しを行う時の Tips です。
落ち着いて行えば何も難しいことはありません。
ご検討を祈ります。



コマ外しはご自身の責任のもとにおやりください。




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