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腕時計の側(ケース)の素材っていろいろありますね。
金、プラチナ、ステンレス、真鍮、チタン、セラミック、プラスティック、ゴム、などなど。
基本的に扱い易くて性質の優れているのは「金」ということになりますが、それは高級金属だからということばかりではありません。
金は錆びません、なおかつ、バフがけ(先にスポンジのようなもののついているグラインダーでキズなどを取る作業)が容易なのです。
プラチナはその辺の仕上げに手間がかかることがあります。
よく、ステンレスは錆びないといいますが、「錆びにくい」というだけであって、錆びないというわけではありません。
外から見てぜんぜん錆びてない時計でも、中を開けると錆びついていることがあります。
ステンレスは「風通しの良いところ」ではほとんど錆びませんが、「密閉されてじめじめしてるところ」ではよく錆びます。
裏ブタの縁なども錆びやすいです。
そして、一度錆びてしまうと、元にはもどりません。
薬品に漬けて錆びを溶かしてしまうと、その錆びの落ちたところがクレーターのような小さな穴になります。
防水性は当然低下してしまいます。
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