●名前 上森 ●登録日時 01/24(水)23:28 パスワード 時計雑感 -------------------------------------------------------------------------------- みなさん、こんばんは。 寒いですね。 いかがお過ごしですか? さっき、久しぶりに友人と宅配ピザを頼んだのですが、 最近のピザは種類がたくさんあるのですね。 名前も ”・・・パレード”、”クイーンズ・・・”、”ウルトラ・・・”という具合に。 何を頼んだらいいか迷ってしまいました。(笑) じゃがいも・マヨネーズ系のメニューも多かったです。 で、ともすればトッピングが丸ごとずれてしまいそうなピザを 四苦八苦しながら食べていると、 なぜか時計修理のことを連想してしまったのでした。 最近の時計修理は「ユニットごと交換」というのが多いですね。 たとえば、歯車などをみてみますと、 昔は、ほぞを旋盤で磨き直したり曲がりを修正したりという作業が けっこう行われていたと思うのですが、 今は手っ取り早く「車交換」という方法が選ばれることが多いと思います。 ひげぜんまいだって、巻き直しも辞さない構えで調整する、というのは あまり見られなくなって、「テンプ一式交換」ということに なりがちな気がします。 安定したパーツが大量に生産できるようになったかわりに、 人件費がかさんでくる現実。 修理期間はできるだけ短くというニーズ。 ばらつきのない調整。 こういう観点で考えると、プロダクツのユニット交換修理というのは 増えてくるのもうなづけます。 「不具合に遭遇した場合、交換してしまう」という考え方が、 生まれてきているのではないでしょうか。 でも、実用面からは、 これが一番間違いのない方向性ではないかとも思います。 また、このような(物質的に)贅沢な方法は、 現代だからこそできることであるようにも思えます。 ところで、 最近、ペットロボットなど、人にやさしい機械が同時多発的に 登場してきていますね。 なんだか、新しいわくわくするような世界が広がってきそうで、 わたしも、とても興味をもっているのですが、 時に、 「不本意な環境でも、我慢して取り組む」という気持ちを 忘れてしまいそう・・・。 などと感じたりすることもあります。 ペットは生き物なので、全面的に人の言うことを聞きませんが、 ロボットならペットのかわいいところだけを抽出して再現することが できるでしょう。 技術が進んで、物質的に豊かになってくると、 こういう「いいとこ取り」ができるようになってきて、 何でも、人に対して、向こうから合わせてくれるようになってくると思うのです。 これは、技術と物質的豊かさの勝利かもしれません。 ただ、性能を追求したクォーツ時計が急激に広がっても わざわざ不便な機械時計を求める人が出てきたように、 ”不便さに取り組む面白さ”というのは、人の楽しみとして 残るのではないでしょうか。 以前読んだ本で、 たしか星新一氏の一文だったと思うのですが、 こんなのがあったと記憶しています。 未来社会。 科学はどんどん進歩して、空調のきいた部屋で、 人はとても快適な生活を送っている。 そんなとき、 「皮膚の、痒いところを掻く」という心地よさを再発見した人がいた。 そして、 旧時代の「蚊」のように、人の皮膚に刺激を与えるロボットを開発した。 部屋でそのロボットを何匹(何台)か飛ばしておき、 それが頃合いを見計らって人の皮膚に刺激を与える。 そして、人は、 痒いところを心ゆくまで掻く。 気持ちいい・・・。 実に素敵な趣味だ。 というものでした。 これもまた、 物質的に豊かになった人があえて不便さを楽しむエピソードとして 面白いものだなぁ、と思いました。 以上、とりとめのない話。 時計雑感でした。 失礼しました。 お読みいただいて、ありがとうございます。 ●名前 ラーク ●登録日時 01/25(木)00:50 パスワード re(1):時計雑感 -------------------------------------------------------------------------------- 上森さん、こんばんは。ラークです。 ワタシが「質問」関連以外で書込するのは初めてですが、日常よく感じている ことが話題になってましたのでつい・・・ >こういう観点で考えると、プロダクツのユニット交換修理というのは >増えてくるのもうなづけます。 >「不具合に遭遇した場合、交換してしまう」という考え方が、 >生まれてきているのではないでしょうか。 >でも、実用面からは、 >これが一番間違いのない方向性ではないかとも思います。 以前ワタシが在籍した研究室では、頻繁に「イオン交換樹脂」というものを使 っていましたが、これは原理的に再生が可能なもので、事実一昔前には皆再生 して使用していました。ところがいつからか、装置の樹脂本体部分はカートリ ッジ式になり、再生作業を受け付けなくなってしまいました。 こうなると交換するしかないわけですね。 この事象は、樹脂の再生という手間を省かせ、利便性を向上せしめていますが、 他方、再生などしないで、どんどん新しい物を買ってくれなくては困る、とい う業者の思惑が見え隠れし、何となくイヤな感じがしたものです。消費文化の 理想型でしょうか・・・ 話しがイオン交換樹脂のような、それによって得られるものが目的であるなら、 別に文句はない(研究費がかさんで、困りましたが)のですが、機械式時計の ように得られるもの(時間・時刻)が目的そのものではない場合(と言い切っ て良いのかどうか不安ですが)、交換する修理は、俗に言う思い入れとか、愛 着とか言うものを遠ざけるように思います。 時計然り、クルマ然り、一部のオーディオ然り。 ユニット交換を望む嗜好は、現在わざわざ機械式の時計を選択する嗜好と相対 する面があるのでは、と言うのは言い過ぎかな・・・ ただ、ユニット交換という手法が、製造者側の利益保護の一策でないことを希 望したいと思います。 >未来社会。 >科学はどんどん進歩して、空調のきいた部屋で、 >人はとても快適な生活を送っている。 >そんなとき、 >「皮膚の、痒いところを掻く」という心地よさを再発見した人がいた。 >そして、 >旧時代の「蚊」のように、人の皮膚に刺激を与えるロボットを開発した。 >部屋でそのロボットを何匹(何台)か飛ばしておき、 >それが頃合いを見計らって人の皮膚に刺激を与える。 >そして、人は、 >痒いところを心ゆくまで掻く。 >気持ちいい・・・。 >実に素敵な趣味だ。 上森さん、色んな本をよく読まれるんですね。星新一氏に間違いありません。 それも代名詞となっているショートショートではなく、エッセイの一部にあっ た一文ですね。件の「蚊」ロボットは、市販され、金持ちが多数を放し飼いし て、来客に刺されるよう勧める、という面白い終わり方をしていました。 日常的にこのようなトッピな思考ができるのは小説家故かあるいは星氏故か。 時計雑感、大変面白く読ませていただいてます。 次回作(?)を心待ちしております。 ●名前 O.A ●登録日時 01/25(木)16:34 パスワード re(1):時計雑感 -------------------------------------------------------------------------------- 時計師さんの話によると、ぜんまいとてんわが分解できないものはてんぷ一式交換しか できないそうです。てんぷという部品が供給されるかぎり交換修理はできます。でも 無くなったら終わりです。私たちはそれを修復できませんと言われました。 私の持っている一番古い腕時計は1949年のハミルトンでCal.747が入っています。 細かいことはわかりませんが出来の良いものとは美しいものです。それだけは機械を 見ているとわかります。 ●名前 上森 ●登録日時 01/25(木)20:41 パスワード re(2):時計雑感 -------------------------------------------------------------------------------- みなさん、こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 ラークさん、O.Aさん、こんばんは。 いつもお世話になっています。 早速のご返信ありがとうございました。 ラークさん、 > 以前ワタシが在籍した研究室では、 > 頻繁に「イオン交換樹脂」というものを使っていましたが、 > これは原理的に再生が可能なもので、 > 事実一昔前には皆再生して使用していました。 > ところがいつからか、装置の樹脂本体部分は > カートリッジ式になり、再生作業を受け付けなくなってしまいました。 > こうなると交換するしかないわけですね。 > > この事象は、樹脂の再生という手間を省かせ、 > 利便性を向上せしめていますが、他方、再生などしないで、 > どんどん新しい物を買ってくれなくては困る、 > という業者の思惑が見え隠れし、 > 何となくイヤな感じがしたものです。 > 消費文化の理想型でしょうか・・・ 例を挙げて教えてくださって、 どうもありがとうございました。 なるほど、そういうことがあるのですね。 再生するよりも交換するという考え方は、 これからもどんどん浸透してゆくのでしょうね。 ”手作り”ということが魅力のひとつである時計世界でも 同じような流れになってゆくような気がします。 「手をかける」ということは、考えてみると とても贅沢なことなのかもしれませんね。 そういえば、 わたしはたまに自炊するのですが、 やっていると「非効率的だなぁ」と思うことがあります。(笑) 一人分だけ作るのに適した料理を考えて材料を買ってくるのも手間ですが、 何よりもそれに費やす時間が無駄なような気がしてしまいます。 たぶんこれは「手作り」ということに価値を見い出す心をもたないと、 続かないことだと思います。 それから、こんなこともありました。 最近、ビデオデッキの調子が悪くなったので修理しようと思い、 問い合わせてみると3万数千円の見積もり。 でも新品を探してみると、安いのなら1万円ちょっとで手に入るのです。 それも、6〜7年前の新鋭機の画質に劣らないようなのが。 考えさせられました。(笑) そういうふうにみると、 ”次から次へと買い換える”というのも、 現代的なユニット交換修理に似て、 合理的なのかもしれませんね。 一見すると、買い換える方が贅沢なように思えますが、 精神的負担をものともせず手をかけたり、 古いものを、ときにはだましだまし使う方が 結果としてコスト高になることも多いような気がします。 逆説的ですが、 「ひとつの時計だけを徹底的に使い込む」。 そんな時計に出会えるということは、 とても贅沢なことなのかもしれません。 > 話しがイオン交換樹脂のような、 > それによって得られるものが目的であるなら、 > 別に文句はない(研究費がかさんで、困りましたが)のですが、 > 機械式時計のように得られるもの(時間・時刻)が > 目的そのものではない場合(と言い切って良いのかどうか不安ですが)、 > 交換する修理は、俗に言う思い入れとか、 > 愛着とか言うものを遠ざけるように思います。 > 時計然り、クルマ然り、一部のオーディオ然り。 そうですね。 たしかに、そういうところはあるとわたしも思います。 > ユニット交換を望む嗜好は、 > 現在わざわざ機械式の時計を選択する嗜好と相対する面があるのでは、 > と言うのは言い過ぎかな・・・ 合理性を求めたり、手早いパーフェクトさを求めると ユニット交換的考え方に近くなるのかもしれませんね。 人が手にしたり触れたりする時間が長くなればなるほど、 合理性とはかけはなれた味わいというか、 趣味的な価値が出てくるような気がします。 > >未来社会。 > >科学はどんどん進歩して、空調のきいた部屋で、 > >人はとても快適な生活を送っている。 > >そんなとき、 > >「皮膚の、痒いところを掻く」という心地よさを再発見した人がいた。・・・ > > 星新一氏に間違いありません。 > それも代名詞となっているショートショートではなく、 > エッセイの一部にあった一文ですね。 > 件の「蚊」ロボットは、市販され、 > 金持ちが多数を放し飼いして、来客に刺されるよう勧める、 > という面白い終わり方をしていました。 そうでしたか。 教えてくださってありがとうございます。 ラークさんも読まれていたのですね。(笑) 同じ文を読んで印象に残っていたのは嬉しい限りです。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。 O.A さん、 > 私の持っている一番古い腕時計は1949年のハミルトンでCal.747が入っています。 ハミルトンの古い機械は見ていて飽きない美しさがありますね。 特に何度も修理した痕跡を残して、 全体的に疲れた感じのムーブ。 わたしはそういうのに惹かれます。(笑) > ・・・・出来の良いものとは美しいものです。 > それだけは機械を見ているとわかります。 おっしゃる通りだと思います。 お書き込み、ありがとうございました。 またのお越しをお待ちしています。 ●名前 O.A ●登録日時 01/26(金)13:01 パスワード re(3):時計雑感 -------------------------------------------------------------------------------- ハミルトンの腕時計の話は再び出てくることは無いと思いますので少し書きます。 購入時にCal.747を選んだのはCal.982Mのものより文字盤が綺麗だったからです。 どちらも14Kケースと機械の状態はミントコンデイションでした。 747は17石丸型でスクエアケースに、982Mは19石トノー型でレクタンギュラーケース に入っていました。982Mは最高級品ですが、共にコートドジュネーブ仕上げで 巻上げひげ、ちらねじが付いています。 一般に、GF,GPでメッキが落ちた程度の悪いケースのものが多いようですが、機械は くもり一つない極上品でないと見て楽しくないです。同時期1930〜55年頃のスイス物 より安いことが多いので気に入ったデザインのものがあればおすすめです。 ●名前 エコロ ●登録日時 01/27(土)00:25 パスワード re(1):時計雑感 -------------------------------------------------------------------------------- 久しぶりの上森さんの時計雑感、いつも楽しくも考え込まされる ものですね。 OVHがユニット交換で済んでしまうのであれば、 「3年ごとに・・・」と言われましても、どうせ交換されるのなら 今ある機械を壊れるまで使い倒しても同じではないか・・・ などと危険(?)な考えを持ってしまいます。 少し寂しい気もしますが、そうであるのならば、せめてぜひとも メーカーの部品保有期間をできるだけ長くとって欲しいと願います。 >ただ、性能を追求したクォーツ時計が急激に広がっても >わざわざ不便な機械時計を求める人が出てきたように、 >”不便さに取り組む面白さ”というのは、人の楽しみとして >残るのではないでしょうか。 確かにそうですね。同感です。 ただ、機械式時計の方が気兼ねなく使える場合もあります。 例えばクロノグラフ。 クオーツのクロノグラフは長時間動かしっぱなしにしますと、 電池の消耗が気にかかるようになります。 その点機械式クロノグラフなら動かしっぱなしが機械の磨耗につながるか どうかは私にはよくわかりませんが、電池の消耗を考えなくてもすみますね。 (エコドライブがあるじゃないかと言われてしまいそうですが・・・) 機械式の方が「クオーツより実は便利だよ」という事項は他にも探せばでてき そうですよ。 話がそれてしまい失礼しました。このまま失礼いたします。 次回作、私も楽しみにしています。 では。 ●名前 上森 ●登録日時 01/31(水)01:59 パスワード re(2):時計雑感 -------------------------------------------------------------------------------- みなさん、こんばんは。 お元気ですか? エコロさん、こんばんは。 > OVHがユニット交換で済んでしまうのであれば、 > 「3年ごとに・・・」と言われましても、どうせ交換されるのなら > 今ある機械を壊れるまで使い倒しても同じではないか・・・ > などと危険(?)な考えを持ってしまいます。 > 少し寂しい気もしますが、そうであるのならば、せめてぜひとも > メーカーの部品保有期間をできるだけ長くとって欲しいと願います。 そうですね。同感です。 いつまでも修理できる安心感を メーカーもより重要視してくれるとありがたいですね。 > 機械式の方が「クオーツより実は便利だよ」という事項は > 他にも探せばでてきそうですよ。 ええ、そう思います。 「電池切れを気にしなくてもいい」というのは、 思いの外、大きなことではないでしょうか。 CHARLIEさん、こんばんは。 お久しぶりですね。 お元気でしたか? > 私の時計修理ならぬ身体修理の方は結局事無きを得ました。 > ユニット交換(手術)ではなく修正(内科治療)で修理完了しました。 それはよかったですね。 これからもどうぞご自愛なさってください。 > 私としては、ずっと不思議な状況に置かれているわけですが、 > やはり「良かった」ということで結論づけるしかないようです。 > いや本当にに良かったと思っています。 ええ、良かったと思います。 わたしも不思議に思うことがあるのですが、 こだわりを捨てて心を決めたとき、 ふっと事態が好転することがあるものですね。 自分が変わるのか、状況が変わるのかはわかりませんが、 何かによって救われることがあるような気がします。 > 仕事も担当を替わって、現場を退いて若手のサポートを > するポジションにいます。当初は「陸に上がった河童」で > どうも勝手が違っていたのですが、これが意外と周り > からも好評で、これまた不思議な気持ちでいます。 これはCHARLIEさんのお人柄からだと思いますよ。 > 昨日の帰り道、山の手線で人身事故がありました。 > ちょうど事故直後に新大久保の駅を通ったのでその > ただならない様子に驚きました。 > 転落した人を助けようとして命を落とされた二人の方は単なる > 通りすがりだったようです。僅かな時間、ほんの数秒の間に > 想像を絶する事が三人に起こったのでしょう。 > もちろん予想もできないことであり、その場で何かを考える > ことも出来ないほど短い時間だったことと思います。 > 人がホームから落ちた、それを見て通りすがりの二人が > 何も考える間もなく助けにホームから降りた。そして命を落とした。 わたしも深く考えさせられました。 > この事はこのハッキリしない世の中で、何か大きな問いを > 投げかけていると感じました。 まったく、おっしゃる通りだと思います。 人は生命的な衝動によって行動を起こすことがあり、 そしてそれは、 哀しい結末につながることもあるけれど、同時に、 人の存在意義について重大なメッセージを投げかけていると感じました。 今まで当たり前のように思っていた、 誰かとあたたかいコミュニケーションをとるということが、 いかに大切なことであるかということを、 再発見しているこの頃です。 時計が縁での語らいですが、 これからもどうぞよろしくお願いいたします。 お書き込み、ありがとうございました。 またのお越しをお待ちしています。 ●名前 Lansing ●登録日時 02/10(土)13:14 パスワード re(3):時計雑感 -------------------------------------------------------------------------------- こんにちは、Lansingです。 上森さん、チャーリーさん、また心に残る話ですね。 >わたしも不思議に思うことがあるのですが、 >こだわりを捨てて心を決めたとき、 >ふっと事態が好転することがあるものですね。 >自分が変わるのか、状況が変わるのかはわかりませんが、 >何かによって救われることがあるような気がします。 自分の我の囚われから自由になると、情報が入って来ます。 囚われた状態も、学びとして必要なのでしょうね。 「囚われ」と「開放」....、時計の振り子の様。 バランスが大切? 人生を重ねる、コントロールを学んでいくことなのか...。 > 昨日の帰り道、山の手線で人身事故がありました。 > ちょうど事故直後に新大久保の駅を通ったのでその > ただならない様子に驚きました。 > 転落した人を助けようとして命を落とされた二人の方は単なる > 通りすがりだったようです。僅かな時間、ほんの数秒の間に > 想像を絶する事が三人に起こったのでしょう。 > もちろん予想もできないことであり、その場で何かを考える > ことも出来ないほど短い時間だったことと思います。 > 人がホームから落ちた、それを見て通りすがりの二人が > 何も考える間もなく助けにホームから降りた。そして命を落とした。 重くて、大切な物語を、日本に投げかけましたね。 ●名前 CHARLIE ●登録日時 01/27(土)14:41 パスワード re(1):昨日の山手線 -------------------------------------------------------------------------------- 上森さんこんにちは。ご無沙汰しております。 皆様お元気でお過ごしでしょうか。 皆さんの書き込みいつも楽しく拝見いたしております。 久々に私も書き込みをさせていただきたくなりました。 おじゃまいたします。 その節はいろいろとありがとうございました。 私の時計修理ならぬ身体修理の方は結局事無きを得ました。 ユニット交換(手術)ではなく修正(内科治療)で修理完了しました。 古い時計のコンディションのように、世の中にはハッキリ しないことや予測できないことがやはり多いです。 私の病気も結局「大腸ガン」ではなく、単に「炎症性の潰瘍」 ということ以外良く解らず、とりあえずの薬を飲んでいるうちに 治ってしまいました。 ただ、担当医師が言うにはあの時の深刻な病状(できもの)を 考えると説明がつかないことがあるそうで、今後も経過は 注視する必要があるのだそうです。 私としては、ずっと不思議な状況に置かれているわけですが、 やはり「良かった」ということで結論づけるしかないようです。 いや本当にに良かったと思っています。 仕事も担当を替わって、現場を退いて若手のサポートを するポジションにいます。当初は「陸に上がった河童」で どうも勝手が違っていたのですが、これが意外と周り からも好評で、これまた不思議な気持ちでいます。 >「不本意な環境でも、我慢して取り組む」という気持ち 本当に大切なことと実感して、毎日ガンバっています。 そして時計趣味という実にささやかな楽しみも満喫しています。 昨日の帰り道、山の手線で人身事故がありました。 ちょうど事故直後に新大久保の駅を通ったのでその ただならない様子に驚きました。 転落した人を助けようとして命を落とされた二人の方は単なる 通りすがりだったようです。僅かな時間、ほんの数秒の間に 想像を絶する事が三人に起こったのでしょう。 もちろん予想もできないことであり、その場で何かを考える ことも出来ないほど短い時間だったことと思います。 人がホームから落ちた、それを見て通りすがりの二人が 何も考える間もなく助けにホームから降りた。そして命を落とした。 この事はこのハッキリしない世の中で、何か大きな問いを 投げかけていると感じました。 一国の総理がアフリカに行って「Iモードがあれば電気が なくても大丈夫」などと失言をしてバカにされているのとは 全く違う、重要な事が沢山隠されていると思います。 とりあえず私はいま「あと数分早く新大久保の駅にいたら」 ということを考えています。 長文失礼いたしました。ではまた。 ●名前 はかまだ ●登録日時 01/27(土)15:54 パスワード re(2):昨日の山手線 -------------------------------------------------------------------------------- みなさん、こんにちは、はかまだです、度々失礼します。 CHARLIEさん、お元気そうでなによりです。 昨晩、同じ頃、私はサントリーホールでコバケン/日フィルの「わが祖国」を聴いていました。 つい3日前にはプラハ響の「新世界」その他を聴きました。 日フィルのチケット代は6200円、プラハ響は10000円でした。その差額はオケの 実力や旅行代を考えるともう少しあってもよさそうに思いましたが、しかし後者は 皆が知っているある日本人のバイオリンソロがありまして、ソロイストが相当部分 を持っていってしまいますから、おそらくオケメンの取り分は逆転しているでしょう。 実に理不尽な話しです。なぜなら、バイオリンソロは聴くに耐えないもので、えー、 私の息子風に言えば、超ヘタだったのです(苦笑)音楽は感性に訴えるものです から、どのように感じようと自由ですが、ヘタウマの世界の話しは困ります。 簡単に言うと金返せ!です。 少々のコネと金があればソロイストとして簡単にデビューができ、一方、人寄せパンダ を使わないと客が呼べない遠来のプラハ響のオケメン、浮き世の常と言うにはあまりにも 無常を感じてしまいます。 それが嫌なのかどうか、妻は在京オケや日本人ソロイストのコンサートには一緒 に行きません。 私は浪花節的な一種のパトロン気取りで聴きに行くのですが、それはオケに 対して失礼だと妻にはよく言われますが・・・ >「不本意な環境でも、我慢して取り組む」という気持ち 私にはまだまだ無理ですね、・・・と言いますか益々、怒りっぽくなっていけません(苦笑) では、また 追伸 あのヘタなソロでも大拍手が起き・・・いやはや聴衆の責任も・・・ ●名前 中村 ●登録日時 01/28(日)20:59 パスワード re(2):昨日の山手線 --------------------------------------------------------------------------------  CHARLIEさん、皆さん、お久しぶりです。又火鉢のHNはやはり下品なので(爆) 従前からの名前に戻しました。  大事に至らずに良かったですね。CHRLIEさんの書き込みの後、実は私も人間ドック で再検査となり、何と大腸ポリープということで11月末に切除いたしました。  なおかつ今までの暴飲暴食があだで糖尿病という判定もいただき、現在、節制に励ん でおります(^^)。  人間ドックも何にもしないでいたらどうなるか、何も知らないでいたらどうなるか? すべては結果論でありますけど、まだまだ生きていていいよということでしょうか。  はかまださんの4本目・・・という書き込みも、身に染みますが、私も40半ばを 過ぎて次の年代が近づいてくると同様にせき立てられるものを感じます。  私の場合はアンティークの腕時計とと懐中時計なのですが、気が付くと無理して買 うことがあるなあと実感しております(^^)。  なかなか止められません(爆)  では失礼します。