●名前 96(キューロク) ●登録日時 03/20(火)07:15 パスワード ブルースチール -------------------------------------------------------------------------------- みなさん、こんにちは。 最近ブルースチールのネジを使ったムーブメントをよく見ますよね。 シースルーバック隆盛の今日、ムーブメントを美しく見せる必要があるからでしょう。 私が前から気になっていることは、あのブルースチールネジはどのように作っているのか ということです。というのも、ジャガールクルトやランゲなどの高級ブランドを除いて、 ほとんどのブランドのブルースチールネジはマイナス溝のところが、ブルーになって いないように見えるからです。あれは、ひょっとすると色を塗っているだけなのでは ないのか、という疑問をもっています。本当のところはどうなのでしょう。 ブレゲのブルースチール針は有名で、小さな鉄板の上で焼いているのをよく雑誌等で 見かけます。熟練の技が必要らしく、その歩留まりも悪い(30%)というようなことが 書かれています。それを考えると、ブルースチールネジは本当に焼いているのかという 先程の疑問に至ったわけです(色もブレゲのブルースチールより薄いような気がします)。 ちなみに、ランゲは職人技ではなく、近代的な設備で大量にブルースチールネジを 作って(焼いて)いるのが雑誌に紹介されていました。ブレゲのような伝統的な方法と ランゲのような近代的な方法とでは、完成したブルースチールに違いがあるのでしょうか? また、ブルースチールというのは化学的にはやはり酸化鉄なのでしょうか? そうだとすれば、俗に言う錆色(暗褐色)と何が違うのでしょうか? 詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。 ●名前 seec-T ●登録日時 03/22(木)21:33 パスワード re(1):ブルースチール -------------------------------------------------------------------------------- ssec-Tと申します。耳年増の初心者です。 以前、セイコーのクレドールに関する記事で読んだのですが、クレドールの場合、 針は、やはり手焼きのようです。温度管理と時間管理が大変難しいと書かれていました。 これらをある条件に設定することで酸化鉄があのような色になるそうです。 ところで、便乗質問ですが、ブルースチールのネジってなんか性能的な効用があるので しょうか? ●名前 96(キューロク) ●登録日時 03/24(土)08:18 パスワード re(2):ブルースチール -------------------------------------------------------------------------------- seec-Tさん、みなさん、こんにちは。 >ところで、便乗質問ですが、ブルースチールのネジってなんか性能的な効用があるので >しょうか? 今流行のブルースチールは性能的な効用というより、美しく見せるためのものだと思いますが、 本来はどういう目的があったのでしょうね。金属の焼き入れ、焼き戻しとも違うようだし。 私は、錆止めの効用ぐらいしか思いつきません。 ところで、高級品とされているオールドムーブのネジは焼きを入れて硬度を高めている と言われていますが、地板の材質は真鍮か洋銀が一般的であるとすると、 ネジの硬度を高めるのは却って逆効果のような気がするのですが、どんなもんでしょう?