●名前 上森 ●登録日時 03/23(金)10:17 パスワード バーゼルフェア -------------------------------------------------------------------------------- みなさん、こんにちは。 お久しぶりです。お元気ですか? わたしは今、バーゼルフェアを取材するために、 ルッツェルンという街に来ています。 宿泊先や活動場所を転々とするため、 ネットにアクセスし続けることができるかどうか心配なのですが、 通信事情の許す限り、バーゼルフェアで見たことを、 こちらでお伝えしたいと思います。 ところで、 先週末からIWCの山口さんと行動を共にしています。 イタリアを経由してスイスに入ってきました。 出会う人はどんな時計をつけているのか、 さりげなくチェックしているのですが、 みなさん、(当たり前のことかもしれませんが) ごく普通の実用時計をしていらっしゃいます。 時計だけではありません。 イタリアでは真っ赤なスポーツカーがとまっていて、 わたしなど単純ですから、思わず、 「フェラーリか?」と注目してみたのですが、 三菱のGTOだったりするのです。(笑) やはり生産している国に行っても、時計も車も、 なかなか最高級ブランドを目にすることはありません。 そう考えると、 日本が一番、そういう品物を使っている人に出会う機会が 多いのかもしれませんね。 さて、バーゼルフェアですが、 入場口すぐ右に、IWCブースがあります。 左はコルムです。 IWCは、IWCホームページでも紹介されていますが、 GSTのラトラパンテ(スプリットセコンド)と、GSTの永久カレンダーが 新作として出品されていました。 個人的には、IWCはここ数年で変わったなぁ、と思います。 かなりビジュアルを前面に押し出したイメージ展開をはかっていて、 エネルギッシュな印象が強くなっていると思います。 一言でいえば、 ”若く、強く、活気が出てきた”という感じでしょうか。 新型のディスプレイにはDVD装置が取り付けられていて、 時計にマッチしたビジュアルが見れるようになっています。 たとえば、 ダ・ヴィンチを展示しているときには、 レオナルド・ダ・ヴィンチの顔や歯車の動きなどが映像として映し出されます。 マークXVを展示しているときには、 ユンカースという飛行機の操縦席からの景色を見ることができます。 IWCのイメージカラーである白と黒のコントラストもはっきりとしていて、 実に潔い、精悍なブランドイメージだと思います。 新作の永久カレンダーGST。 GSTならではの堅牢なチタンケースに 定評のあるダ・ヴィンチムーブメントを閉じ込め、 複雑時計でありながら、デザインはあくまでもスポーティーです。 同じく、新作のGSTラトラパンテも、 IWCならではのスプリットセコンドムーブを搭載しながらも、 GSTのテイストを感じさせます。 両モデルとも、 文字盤のバリエーションは、黒、ピンク、シルバーがあります。 眺めていて、 この新作は、IWCが今までに培ってきたものを 融合させた時計だなと思いました。 目新しい機能を付け加えるのではなく、 GSTのケース技術と、複雑ムーブの技術、 これらを結び合わせてできた時計であるような感じです。 新製品の出し方にもいろいろあると思います。 たとえば、数年前に出た ロンジンのドルチェビータなどは、 既存のモデルとはまったく違ったデザインテイストをもっていて、 そのラインナップが成功してブランドイメージが劇的に 生まれ変わったという印象を受けます。 IWCの場合は、既存のものを成熟させ、 信頼性を保持しつつ、新しいものに発展させています。 どのようなタイミングで、どのような性質のニューモデルを出すか。 この辺りがブランド展開の重要なポイントなのでしょうね。 コルムは、かなり肉厚のドーム型のガラスを使った、 丸みのある、かわいい時計を正面に展示していました。 あと、変わった形(台形)の時計が展示されているのも 目を引いていました。 グッチやティソ、それからロンジンの、 角型レディースもカッコよかったです。 角型好きのわたしとしては、 こういう洒落たデザインの時計が出てくるとうれしくなります。 各ブランドのメンズの充実も望みたいところです。 けっこうあちこちで聞く話ですが、 レディース時計は、年々大型化していて、 わたしなど、最近は 小さなレディースウォッチを見ると、 軽い違和感を覚えてしまうほどです。 特にクロノグラフなど大きなタイプの時計を好んでつける女性が 増えてきているそうで、それにともなってか、 メンズのビッグサイズもたくさん出てきていて、 そうなると、 ノーマルのパテック永久カレンダーやIWCダ・ヴィンチなどが 普通サイズに見えてくるから不思議です。 数年前は「大きな時計だなぁ」と思ったものですが。(笑) 好んでつけられる時計の傾向も、時代と共に変わっていくものですね。 というわけで、バーゼル初日の感想でした。 それではみなさん。 季節の変わり目ですので、お体に気をつけてお過ごしください。 またお便りします。 ●名前 Lansing ●登録日時 03/25(日)08:50 パスワード re(1):バーゼルフェア -------------------------------------------------------------------------------- こちらは、ご覧になりましたか。 http://www.messebasel.ch/basel/ TVも有ります。