●名前 VSOP ●登録日時 05/30(金)10:20 さようなら4S -------------------------------------------------------------------------------- 最後まで残っていたアルピニストがクォーツ化されてクレドール以外の 普及版4Sが消滅しました。約10年の命でした。チタンダイバー、ローレルなど 一時は多くのモデルがありましたがどれも数多く売れた、生産したとは思えません。 販売店の店員も個々の製造を知らないことは多々ありました。 限定品ではなかったのに今となっては手に入れるのは困難でしょう。 商売とは難しいものです。 ●名前 エコロ ●登録日時 06/04(水)21:40 re(1):さようなら4S -------------------------------------------------------------------------------- セイコー4S搭載の廉価モデルが現行から消えたのは寂しいですね。 90年代前半(94年頃でしたか?) にセイコーが機械式時計を国内 モデルに復活させたちょうどその頃から私は時計にのめり込みだし ましたので4Sという機械は思い入れのある好きな機械です。 当初は一番安いクラシカルなモデルで5万円だったでしょうか。 それでも高く感じたものでした。上級モデルになると12万円でした。 その後時計好きの度合が増すたび、時計の価格に対する感覚は徐 々に麻痺しましたので今では安く感じてしまいます。ですが、この麻痺 症状は現在慎重に治療中で回復傾向に向かっています。(笑) VSOPさん、こんにちは。VSOPさんも4Sはお好きでしたか? 思い入れのある4Sですが、 「どこがいいの?」 と聞かれれば実はよくわかりません。 セイコー機械式時計全盛時代の名残り52キングセイコーの リメイクバージョンといえば聞こえはいいですが、クレドールなどの 高価なものはまだしも、廉価ものは見た目実に色気のない機械です。 ですが、以前妙に気になってテンプをはずして裏を見てみましたら、 接着止が多いヒゲ持ちにクサビ止が使われているのを見ますと、性 能に関係ないとはいうものの昔ながらの作り方がなんとなくうれしく なったりします。 セイコーがなぜ4Sを使って廉価モデルを製造したのか知りませんが、 3万円代(メカサスやアルピニスト)で一応にもその昔セイコーがグランドセイコーとともに誇っていたキングセイコーにも採用されていたとい うなんとなく安心できる経歴のある機械が買えるというのはありがた かったです。 現行ラインにないのは本当に残念です。 何年か前はメカサスの後期モデルやローレルはたたき売りされてい ましたし、アルピニストも長期在庫をかかえた店もありましたが 今はまったく見なくなりましたね。 できれば継続して大量生産のラインにのせて欲しかったと思います。 その方が後々メンテナンスに関しても安心ですから。 「部品がないので修理できません」 というセリフはなるべき聞きたくないものです。 まったく蛇足ですが、以前ここに4Sを載せたアルピニストを買いまし たと報告したことがありますので、アルピニストに関して少しだけ。 購入当時はまったく考えもしてませんでしたが、最近山歩きを始めま した。アルピニストは100g超のヘビーボディーと傷がつきやすいミネ ラルクリスタルが難点ですが、わりと薄型なのとベゼルが斜めカット になっていますのでザックを背負う時にひっかかりにくいですし 視認性に関してもまったく問題ありません。 同じようなケース構造の現行クオーツアルピニストが10気圧防水な のが不思議なのです、メカアルピニストは一応表記が20気圧防水と なっています。どちらにしても安心な防水性能といえるかと思います。 山行き装備はなるべく軽い方がいいと思いますので宣伝キャラに 野口健さんを採用してる現行のサファイヤクリスタル風防および 軽いチタンケース、そして長い電池寿命の年差クオーツの方が使い やすいかもしれません。実はカシオなどのデジタル時計の方が便利 だったりするのですが、そこはそれ、時計好きの意地といいますか、 ついつい自分の嗜好にこだわってしまいます。登りで疲れてきますと 時計などどうでもよくなるのですが、それでも頂上で時間確認する時に お気に入りの時計が顔を覗かせると疲れも癒されます。 時計を見て癒されるのは時計好きの特権かもしれないなと思いますと なんとなく得をしたような気分になります。(笑) これからだんだん暑くなるこの時期、防水時計の季節となってきまし た。希望としましてはぜひ4Sで傷がついても気にならない安い機械 式高防水時計を復活させて欲しいと切に願います。 ダイバーモデルを3万円代で復活させてもらえたら私は買います。 (笑) ●名前 VSOP ●登録日時 06/05(木)18:32 re(2):さようなら4S -------------------------------------------------------------------------------- エコロさん、こんにちは。4Sが好きというよりもセイコーの機械式時計の 復活は見続けてきました。アルピニストが3万5千円、チタンダイバーが 4万5千円などまじめな物作りだったと思います。私は6万円の手巻きローレル、 5万円の初期の自動巻きも含めて全部買いました。 廉価版4Sがあればこそ究極の4S95Aも生まれました。500個の4S95Aはスイスで 公式クロノメーター検定を取得した後、クレドールクロノメーターとして 生産、販売されました。現行のグランドセイコーでもそこまでのモデルは 存在しません。 ●名前 エコロ ●登録日時 06/08(日)21:52 re(3):さようなら4S -------------------------------------------------------------------------------- VSOPさん、こんにちは。 4S搭載の廉価モデルは時計好きに妥協しない満足感を多少なりとも 与えながら、なおかつ国内もの機械式時計の中では値段的に徹底的 に傷も気にせず使い込める・・・ちょうどここで数年前に書き込まれた ORISのような・・・道具になりうるものだったと思います。 そういう意味でコストパフォーマンスの高い元のとれる良心的な時計 でしたね。