●名前 かる2 ●登録日時 08/16(土)22:38 50m防水…って -------------------------------------------------------------------------------- 先日,レディスの防水時計について質問をした物です。 過去の話題で興味のある部分を拾い読みしました。 100m=10気圧ではないと知ってひっくり返る程驚きました。 そして防水性能は100m>10気圧!!!? なぜか最近,時計の防水性能について神経質になってしまい 「ザーザー降りの雨や,蛇口の水しぶきも気にしなくていい 時計を!」と考えてしまいます。 ユリスナルダンの50m防水の時計を持っています。 購入した時,お店の方が「50m沈めても大丈夫ということでは ないです」と言っていました。そんなに深く沈める事は不可能 (笑)ですが果たしてどの程度の水状態までなら大丈夫なの でしょう。 100m防水の時計が水泳OKなら50mの時計はその半分なので, 水しぶき程度は心配しなくて大丈夫なのかな…と。 低級な質問で恐縮です。 ●名前 Anakin ●登録日時 08/17(日)22:40 re(1):50m防水…って -------------------------------------------------------------------------------- 女性用の機械式で防水性能が高いものというと お持ちのナルダンの他、 (100m防水) ブレゲ:トランスアトランティック ブランパン:フライバッククロノ ブライトリング:シャドウフライバック等。 100M以上だとバシュロンのオーバーシーズ(150Mだったと思う) 位かなあと思います。間違っていたらすみません。 100万円以上するものがほとんどですし、当然分厚くなりますよね。 そこまでの防水性能を持ったものが通常の生活で必要とは 思えないので私はもっていません。普通には3気圧程度の 生活防水−5気圧程度で十分に足りると考えています。 幾ら防水といえど、水に沈めたらどうなるか− ムーブメント交換、でしょうか?やったことないので わかりません。知人で50M以上の防水時計(APでした)を 誤ってシンクに落としたまま(オーバーナイト)にしちゃった人 がいますが、結局ムーブ交換でした。時間にもよるのかもしれません。 ●名前 Anakin ●登録日時 08/18(月)12:40 re(1):50m防水…って -------------------------------------------------------------------------------- マスターコンプレッサーのマリナーを忘れていました。 200M防水です。37mm弱で、MCシリーズでは最小(ていっても でかいですが)、女性でもできるのじゃないかと 思います。確か9月に発売だったと思いますが、 間違ってたらすみません。 ●名前 パテック大好き ●登録日時 08/18(月)22:24 re(1):50m防水…って -------------------------------------------------------------------------------- Anakinさんが、適切なお答えをされておられますが、ワタシも一言。 いろんな雑誌などに時計の防水性についての記述がありますが、 精密機械である時計は水が一番の大敵ですから、万が一を考えて 「こうだ!」と言い切る内容のものは少ないようです。そのような 記述や経験から見えてくるのは、1気圧=深度10mと解釈するのは 無理がある・・(理由はいろいろ)。ただ、メーカーがカタログなどで 100メートル防水などと謳っているのは額面どおりらしい?? 2〜3気圧防水というのは防汗、つまり汗の影響を排除できる、手洗い などでついた水滴程度はすぐに拭えば大丈夫くらいに考えた方がよい。 さらに5気圧防水になるとザーザー降りの雨や蛇口の水しぶき程度に 耐えられ、10〜20気圧防水になると時計をはめたまま水泳も可能で、 特に20気圧防水ではちょっとした素もぐりも可能らしいとくらいに 考えるべきでしょうか・・・・。 実際のJIS規格なんかでの話としては日常生活防水の呼称は3気圧までで、 それ以上は日常生活強化防水と呼び5気圧、10気圧、20気圧までを いっているようで、それによると5気圧では水泳を含む水上スポーツ可と あり、10〜20気圧では素もぐりを含むマリンスポーツ可と考えられて いるようです。 そうは言っても、先人の方々の経験では前述のごとくひとランク下げて 考えた方が無難なようです。 ワタシも5気圧防水の時計をはめて安心してホースを片手にガンガン洗車 したら時計のガラスが曇っていた(浸水)という苦い経験があります。 当然、普段のメンテに左右されますが・・。パッキンの劣化とか裏蓋の ネジのゆるみとかetc. よく言われることですが、アンティークの時計では防水機構は機能して いないと考えるべきだし、来歴(メンテ歴)不明の時計も要注意です。 ましてや、命を預けるスキューバダイビングなどに使用する時計は必ず ISO規格準拠200m防水を選択するなど防水に関しては防水の二文字 に惑わされない賢明さが必要なようです。 ●名前 Anakin ●登録日時 08/19(火)01:54 re(2):50m防水…って -------------------------------------------------------------------------------- パテック大好きさん、レス有難うございます。 いつもお勉強させていただいております。 (私も主人も時計が趣味でありまして、残念ながら業界人ではないです)。 私も100M防水時計とやらをもっていますが、それでも水際では使いません。 プールで使ったがために曇ってしまい、OH・パーツ交換した経験があります。 大丈夫なはずなのにと思いましたが、以来なんとなく不安で(高価ですしね)、 ダイブウォッチをするようにしています。リュウズが緩んでいたのかも しれないですが、理由は不明です。より高い技術へのあくなき挑戦を続ける メーカーの努力に対する賞賛と、自己満足にとどめております(笑)。 当然ですが、スキューバにはダイブコンピュータを使います (これがないと不安で)。いくら防水性能が極めて高いといっても、 深度・潜水時間がわからない、深度が深くなれば見えなくなる時計を もっていく危険は犯しませんよね、誰も。 スキューバのように命の危険がある非日常的環境では、 機械式云々は二の次で、目的に応じた道具を使う常識を、 皆さんお持ちと願うことに…。