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人は、身につけるもの(触れたもの・使用するもの)に限りない生命感を見出すものです。
無機的な味気のない道具が、人が愛惜使用したとたん、それは単なる器物ではなくなり、人生の伴侶、相棒、友人に変貌するのです。
となると、その愛惜の対象は、一生モノであって欲しいものです。
四六時中、どんなときにも身につけ、共に喜び、泣き、人生の歴史を刻んでいってくれる道具。
やっぱりこれは、どう考えても一生モノでなくてはなりません。
われわれは、 このように伴侶を探し、はかない人生に永遠の価値を見出したいという願望を、心のどこかにもっているのかもしれません・・・。
「一生モノの時計」
いい言葉の響きですね。
さて、今日は、どんな時計愛好家も文句なしに「一生モノ」との評価を下すであろう時計について考えてみようと思います。
「一生モノ」というのは、文字どおり、「一生涯使えるモノ」ということです。
となりますと、おのずと条件が浮かび上がってきます。
・長寿命である
・デザインが古くならない(飽きさせない)
・長年修理がきく
といったところでしょうか。
これらの条件をすべて兼ね備えた時計。
それは、あります。 ありますが、高価です。
高価ですが、無理して買うと、どっぷりと「一生モノの誘惑」を堪能することができます。
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